のんびり田舎暮し♪

これは遠野市伝承園の中に板倉として保存されている建物なのですが
ここに保存されている以外にも実際に現在も使用されていると思われる
近隣の民家の蔵もこんな形でした。



何が不思議って・・・
建物の板倉や土壁のまわりに柱や木が張り巡らされているでしょ？
そして、軒の出が深い。このスタイルの蔵は初めて見ました。
積雪の深い日本海側で軒の出を深くすることは考えられる事なのですが・・・
ここは太平洋側だし？？？と思い調べてみましたが
なぜこの木の部分があるのか、ナゾは解けないままでした＾＾；

（もう少し岩手の古民家について調べてみるので、分かったら記事にしますね！）

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追記：木の部分のナゾについて。
もしかすると農作物を干す”ハセ”の作りに似ているので
（岩手県立博物館　旧佐々木家住宅前に残されているらしい）
板倉の廻りで農作物を干していたかもしれないです。。。

岩手県にお住まいの方、またはこの板倉について使い方を知っている方・・・
正確なところのコメントお待ちしております！！！
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ちなみに板倉とは、こんな造りになっていて↓↓↓



柱に溝をほり、3センチ位の厚さの板を落とし込んでいく造りで
通気性や調湿性が良いと言われていて
古くより穀物や書物を保管する蔵としての役割を果たすための工法になっています。

板倉造りの建築では伊勢神宮中宮や国宝の正倉院（あぜ倉造り）が有名です。

現在の住宅は柱に人工的に作った木の板を打ち付けて作るものが多いですが
釘を使わずに木を組み合わせ、強度を保ち、
意匠部分も仕上げた昔の職人さんには脱帽ですねぇ。

今日はちょっと建築の奥の部分を記事にしてしまったかも。
難しかった方や、興味の無かった方、すみません＾＾；

古民家大好きで、ちょっとばかり木造建築をかじっているので
ついつい古民家の記事が多くなりがちです・・・＾＾；
でも、田舎に古民家って、その組み合わせだけで絵になるし
和むし、時間を忘れるし・・・化学物質やホルムアルデヒドとも無縁！
やっぱり私は古民家が大好きなんだなーと実感しちゃいます＾＾ｖ

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