古宇利島周辺はジュゴンの生息地域

まめっち

2011年10月30日 00:21

ジュゴン」(絶滅危惧種)の生息地域は日本でわずか2か所しか確認されていないそうです。
その場所は古宇利島と屋我地島の間の海域と名護市東海岸なんだそう。

そのうちのひとつ、古宇利大橋周辺の藻場でジュゴンの「はみあと」を見て来ました。
※「はみあと」とはジュゴンが食事した際に出来るあとのことです。





藻場に白く線になった部分がそれです。
ジュゴンはアマモなどの海草を根ごと食べるので、こんな風に残るそう。

その際、砂ごと海草を食べてしまうので、サンゴのかけらなどが無い
ふわふわした砂の部分に生えている海草を好むそうで、
食事出来る藻場は限られているようです。

ジュゴンの勉強会に参加して知ったことなのですが
釣り糸を飲み込んで死んでしまったジュゴンの話や
モーターボートと衝突して死んでしまったジュゴンの話。
除草剤が海に流れ着いて、海の海草まで枯らしてしまうこと。
などなど、人間がジュゴンの命を脅かしている事実も知りました。

この海域周辺の子供たちが多く参加した勉強会だったので
地元の子供たちが、こういった勉強をするのはいいことだなぁと思って聞いてきました。

今まで、古宇利島周辺にはジュゴンがいるよって話は聞いていたのですが
今回、古宇利大橋のすぐ近くの藻場で、生息している「はみあと」を見たことで
ぐっと、その存在を身近に感じました。



ここらへんが、ジュゴンの藻場になっています。
ジュゴンは1分から5分間隔で呼吸しに海面に上がってくるとのこと。
船などが多い日中はリーフあたりの、ちょっと深いところに潜んでいて
夜になると、藻場にやってきて食事をするんだそうです。



初めて見た、古宇利大橋の真下。

いつか、本物のジュゴンを見てみたいなぁ。

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